最強は誰だ⁉
“涙の数だけつよくなれる”
だったら俺が最強だと思っていた。
あの伝説の名馬 ディイプ-インパクト が死ぬまでは。
スタートに失敗し、最後尾からのごぼう抜きなど、現役時代は競馬ファンならずとも知っている。
日本ダービー、皐月賞、菊花賞、など、G1レースを制覇、三冠を獲得。
あの名騎手、武豊をしてこう謂わしめた。
”この馬は走っているのではない、翔んでいる”と。
この名馬にしても引退の時は来る。故郷の北海道で余生を送ることになったインパクト。余生とはいえここからが又凄い。
引退後、十年を経ずして残した子供は3,600頭。ということは、年間360頭、ひと月30頭、一日1頭。なんと、毎日1頭が生まれ、ということは、最低でも1日1発、(1日1膳と違いまっせ!)
これを10年間。名馬恐るべし!しかし、いかな名馬といえど、役に勃たなくなった馬は殺処分される運命だ。ディイプ-インパクトも例外ではなかった。
ひろし君が敬老の日、祝辞で述べたあの言葉、が身にしみる。
ニコニコ笑ってるそこのお爺さん!
”役に勃っていますか!”