2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

出所祝い

東京から来た人がこんなことを言っていた。 「大阪はやくざが多いんですね」 「なんで?」 「だって、地下鉄のドアーにまで”指詰め注意”って書いてあるでしょう」 そういえば、先日、居酒屋でそれらしい人たちと相席になった。 「ビール5本!」と左手を挙げ…

背中で口説く女

目は口程に物を言う。相手の目を見ると心の内がなんとなくわかる。 アイコンタクト、目で合図を送ることもある。 又、後ろ姿も何かを語る。 親の背を見て子は育つ。 男の背中は履歴書。 役者は背中で演じる。 健さんの唐獅子は背中で泣いていた。 映画のラス…

最強は誰だ⁉

“涙の数だけつよくなれる” だったら俺が最強だと思っていた。 あの伝説の名馬 ディイプ-インパクト が死ぬまでは。 スタートに失敗し、最後尾からのごぼう抜きなど、現役時代は競馬ファンならずとも知っている。 日本ダービー、皐月賞、菊花賞、など、G1レー…

  老人には義務と責任がある!

“未来がないのに勉強しても意味がない” 当時18歳の少女、グレタさんのこの一言で世界は目が醒めた。 待ったなしの環境危機に、日本でも漸く若者たちが声を上げ始めた。 脚本家の倉本聰さんは、ある雑誌でこう書いている。 『声を上げ始めた若者たちに賛意の…

陽出づる国、高千穂へ

陽いづる国、高千穂へ☀️日本の秋はススキの穂先が白く光る透明な風景でした。でも年々ケバケバしい原色のイエローが目立つようになってきたことに、おや、、、?と思ったことはありませんか。どこにもかしこにも我が世の春ならぬ秋とばかりに群生している”セ…

魔法の言葉

“白い猫でも、黒い猫でも、 ネズミを捕る猫はいい猫だ” 中国が、一国二制度で経済成長を始めた頃、当時の最高実力者、“登小平”はこういって人民を煽った。 十二億の安い労働力を背景に外国企業を誘致、その技術を盗み、特許、知的所有権を侵害。そして、外国…

きっつ~うい、シャレ!

数年前、大阪では交番のお巡りさんが襲われる事件が頻発した、交番の近くに住む小学生のたけし君、いつもお世話になっている交番を訪れこう言って励ました。 “セコムしてますか!?” イラク戦争の後、治安維持のためイラクに入ったアメリカ軍。戦争が終わっ…

歴史の謎に挑む 

“私は貧しいのではのではない。 質素なだけだ” 世界で一番貧しい大統領と言われた、ウルグアイのムヒカ元大統領、日本に来たときにはこんな言葉を残した。 ”人は金持ちに成る為に生きるのではない、 幸せに成る為にいきるのだ” 俺は貧しい、だから質素なだけ…

取り直し 大阪場所

「あかん!あかん!あかんいうてるやろ!」 窓からは初夏の風が。 「あかんいうたら,あかん!」 「あかん言うてるのに----、もう。」 「ああ~、あかん、あかんそこは----そこは----。」 「そこはあかん言うてるのに~」 「ああ~もうあかん!」--------- -…

屁⁉ 屁⁉ へえ~!!

左の指は、左甚五郎の眠り猫を彫るノミが如く繊細に。 右の指は、葛飾北斎の筆先の如く、乳房に富嶽百景を描く。 女の肌はうっすら桜色。 ほのかに匂う加齢臭。 見よ!この職人技を!。つけっぱなしのテレビが叫ぶ。凄技だ~!!。 アナコンダのような太い脚…

17歳、といえばー--。

”おれの稼いだ金だ!あの世まで持って行く!” 隣りのお爺さんは死ぬときこう言い残して逝った。 棺は現金で埋め尽くされ、母親に言われ手伝っていた僕は尋ねた。 「全部でいくらあるの?」 「さあー、5億までは数えたけどネ、どおせ燃やして仕舞うものだし…

想い出は セピア色

17歳になった頃。近所に金持ちの老夫婦がいた。おじいちゃんが急に亡くなり、遺書にはこんな事がかかれていた。 "俺の稼いだ金だ、あの世まで持って行く” 遺体は現金で埋め尽くされた。母親に言われ手伝っていた俺は尋ねた。 「全部でいくらあるの?」 「5…