がばい婆ちゃん

がばいばあちゃん 佐賀県の唐津という、海あり、山あり、川ありの長閑な田舎町で生まれ、小学四年までの十年をここですごした。 夏は海で波と戯れ、冬は山でウサギを追いかけ、春には川でドジョウを捕まえて遊んだ。絵に描いたような昭和20年代から30年代初…

社会の進歩を妨げるもの、それは⁉

「あなたたちを決して許さない‼」 国連の気候変動サミットで、当時16歳の少女グレタ・トウォンべリさんは涙ながらに訴えた。 プーチン大統領はいった。「彼女は情報不足だ、考えが偏っている」と。 トランプ大統領はツイッターで「幸せな女の子」と皮肉っ…

民族が滅亡する前に

今、若者の間で”ふろ友”というのが増えているらしい。 若い男女が一緒に風呂に入り、体の洗いっこをするらしい。 当然そのままベッドへ。と思いきや、「おやすみ、又明日ね」でおしまい。 信じ難いが若者の間では珍しくないらしい。 これでは政府がなんぼ対…

釜ヶ崎にて

”山手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした。 そのあと養生に一人で但馬の城崎温泉へでかけた。” 志賀直哉の”城崎にて”はこうはじまる。 この中に、次のような一節がある。 “ネズミは一生懸命泳いで逃げようとする。ネズミは首のところに七寸ばかりの魚串が刺…

西郷さんも敵わない

浜口雄幸の金玉は女房の屁に揺らめいた。 西郷さんにはこんな歌がある。 ”大きな金玉伊達には持たぬ 女房が屁をすりゃ蓋にする” そんな西郷さんもこの女には敵わない。 ”もっと!で 3本 もっと!もっと!で 4本 もっと!もっと!もっと!で 拳 女は言う。 "…

男は生き返った!

男が倒れた。病院へ駆けつけると手術は終わっていた。 まだ麻酔の冷めない男の横で、医師が家族に何やら説明している。 「右半身に麻痺が残るでしょう」すると、まだ意識のないはずの男の左手が静かに動いた。 ”右を向いていたチンポを掴むと、そーっと左へ”…

懲りない男

男は一枚の紙をひらひらさせ、「おい、セックスしてくれ」と言いながら入ってきた。「なんやと!俺の女房に!」店の親父は怒った。 「なに怒ってんねん、これや、これをセックスしてくれ。」 何のことはない、SEXじゃなくてFAXのこと。そしてこの男は、「お…

韓日民間外交

対馬が見える。 振り返れば釜山の街並み。 出航してから30分、凍える風に栗色の髪をなびかせ、女は想う。 ”皇国之興廃この一戦にあり” かって祖国の存亡をかけ、若き日本の兵士はこの海に戦い、そして散った。 故郷の山河を、年老いた父母を、まだ幼き弟を、…

天の声

首振り三年ころ八年。 尺八が吹けるようになるにはこれだけの年月を要する。 娘は若冠18歳にして出来るようになり家をでた。 後を追うように女房が消えた。預金通帳と共に。 時を同じくして、外出自粛、家業のラーメン屋は営業自粛。 家庭は崩壊した。収入…

努力は嘘をつかない。

人は歩かない 自転車に乗る バイクに乗る 車に乗る 人は歩こうとしない 電車に乗る バスに乗る 飛行機に乗る 人は歩く健康のため 安くはない、ジョギングシュウズをはいて 高価なジョギングウエアを着て 人は漕ぐ、健康のため 高い会費を払って どこにも行き…

粗品を貴女に!

電話があった。 今回は句会のお誘いではなかった。 新規に事業を興すのでアドバイスが欲しいとのこと。 これに協力すれば俺もいっぱしの反社会勢力周辺協力者になってしまう。 暴対法㋨施行以来、彼らには一般市民は全然寄り付かなくなった。 彼らの稼ぎは細…

出所祝い

東京から来た人がこんなことを言っていた。 「大阪はやくざが多いんですね」 「なんで?」 「だって、地下鉄のドアーにまで”指詰め注意”って書いてあるでしょう」 そういえば、先日、居酒屋でそれらしい人たちと相席になった。 「ビール5本!」と左手を挙げ…

背中で口説く女

目は口程に物を言う。相手の目を見ると心の内がなんとなくわかる。 アイコンタクト、目で合図を送ることもある。 又、後ろ姿も何かを語る。 親の背を見て子は育つ。 男の背中は履歴書。 役者は背中で演じる。 健さんの唐獅子は背中で泣いていた。 映画のラス…

最強は誰だ⁉

“涙の数だけつよくなれる” だったら俺が最強だと思っていた。 あの伝説の名馬 ディイプ-インパクト が死ぬまでは。 スタートに失敗し、最後尾からのごぼう抜きなど、現役時代は競馬ファンならずとも知っている。 日本ダービー、皐月賞、菊花賞、など、G1レー…

  老人には義務と責任がある!

“未来がないのに勉強しても意味がない” 当時18歳の少女、グレタさんのこの一言で世界は目が醒めた。 待ったなしの環境危機に、日本でも漸く若者たちが声を上げ始めた。 脚本家の倉本聰さんは、ある雑誌でこう書いている。 『声を上げ始めた若者たちに賛意の…

陽出づる国、高千穂へ

陽いづる国、高千穂へ☀️日本の秋はススキの穂先が白く光る透明な風景でした。でも年々ケバケバしい原色のイエローが目立つようになってきたことに、おや、、、?と思ったことはありませんか。どこにもかしこにも我が世の春ならぬ秋とばかりに群生している”セ…

魔法の言葉

“白い猫でも、黒い猫でも、 ネズミを捕る猫はいい猫だ” 中国が、一国二制度で経済成長を始めた頃、当時の最高実力者、“登小平”はこういって人民を煽った。 十二億の安い労働力を背景に外国企業を誘致、その技術を盗み、特許、知的所有権を侵害。そして、外国…

きっつ~うい、シャレ!

数年前、大阪では交番のお巡りさんが襲われる事件が頻発した、交番の近くに住む小学生のたけし君、いつもお世話になっている交番を訪れこう言って励ました。 “セコムしてますか!?” イラク戦争の後、治安維持のためイラクに入ったアメリカ軍。戦争が終わっ…

歴史の謎に挑む 

“私は貧しいのではのではない。 質素なだけだ” 世界で一番貧しい大統領と言われた、ウルグアイのムヒカ元大統領、日本に来たときにはこんな言葉を残した。 ”人は金持ちに成る為に生きるのではない、 幸せに成る為にいきるのだ” 俺は貧しい、だから質素なだけ…

取り直し 大阪場所

「あかん!あかん!あかんいうてるやろ!」 窓からは初夏の風が。 「あかんいうたら,あかん!」 「あかん言うてるのに----、もう。」 「ああ~、あかん、あかんそこは----そこは----。」 「そこはあかん言うてるのに~」 「ああ~もうあかん!」--------- -…

屁⁉ 屁⁉ へえ~!!

左の指は、左甚五郎の眠り猫を彫るノミが如く繊細に。 右の指は、葛飾北斎の筆先の如く、乳房に富嶽百景を描く。 女の肌はうっすら桜色。 ほのかに匂う加齢臭。 見よ!この職人技を!。つけっぱなしのテレビが叫ぶ。凄技だ~!!。 アナコンダのような太い脚…

17歳、といえばー--。

”おれの稼いだ金だ!あの世まで持って行く!” 隣りのお爺さんは死ぬときこう言い残して逝った。 棺は現金で埋め尽くされ、母親に言われ手伝っていた僕は尋ねた。 「全部でいくらあるの?」 「さあー、5億までは数えたけどネ、どおせ燃やして仕舞うものだし…

想い出は セピア色

17歳になった頃。近所に金持ちの老夫婦がいた。おじいちゃんが急に亡くなり、遺書にはこんな事がかかれていた。 "俺の稼いだ金だ、あの世まで持って行く” 遺体は現金で埋め尽くされた。母親に言われ手伝っていた俺は尋ねた。 「全部でいくらあるの?」 「5…